サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

川崎フロンターレ vs 浦和レッズ・試合展望~DAZNダイジェスト映像付き~

 リカルド・ロドリゲス監督を迎え、チームを作ってきた浦和レッズ。ある意味、今シーズンの成果が試される試合になりますね。
 Jリーグで首位を走る川崎フロンターレですが、場合によっては川崎フロンターレの優勝が決まる可能性があります。とは言えレッズにも目標がありますし、レッズとしては目の前のフロンターレを倒すのみ。
 今のフロンターレのチーム状態が気になったので、前節の清水戦をDAZNの見逃し配信を見てみました。まずは、DAZNのダイジェスト映像からどうぞ♪

【DAZNダイジェスト映像とスコア】

2021年・J1リーグ第33節
川崎フロンターレvs清水エスパルス

DAZNダイジェスト映像

川崎フロンターレ-清水エスパルス
     0 前半 0
     1 後半 0
----------------
     1 合計 0

スタメンはこんな感じでした。

FW  マルシーニョ ダミアン 家長

MF    旗手  脇坂

MF      橘田

DF 登里 谷口 ジェジェウ 山根

GK     チョン・ソンリョン

 三苫、田中碧の両選手が移籍で抜けたとは言え、名前を見ると良い選手が並んでいます。このメンバーに怪我から復帰した大島選手がベンチにいて、前線の控えには小林悠選手がいるんだから、恐ろしい選手層です。


【フロンターレの恐ろしいプレス】

 得点はダイジェスト映像を見ての通り。ダミアン選手の技アリとも言えるゴールでした。ここでは、ダイジェストでは伝わらない部分を伝えられればと思います。

 試合を通して、最も強く印象に残ったのはフロンターレのプレスです。強度がどうと言うより、立ち位置とかコースの切り方が的確という感じですね。
 例えるなら、肉食動物の狩りのよう。獲物の逃げ道を塞ぐようにパスコースを切り、ジリジリと距離を詰め、仕留める段階になったら一気に襲いかかる(ボールを奪う)という感じでした。
 まさに即時奪還を体現し続けていて、フロンターレが守備ブロックを作るシーンというのが、本当に少なかったです。前から追ってボールを奪えてしまうので、ブロックを作る必要がないんですよね。

 そういうプレスでボールを奪った後は、あのポゼッションですから、たまったものではありません。


【警戒すべき選手】

 ダミアン選手の得点力は言うまでもありません。CBもしっかりしてます。この辺りは、さすが首位を走るタームですね。他を見ても良い選手ばかりで、みんな警戒しなければいけない感じです。
 「警戒すべき選手は全員」って言っては、元も子もないので、ここでキープレーヤーを挙げたいと思います。私は家長選手だと思います。技術があってキープ力もある。しかも左利き。
 マッチアップするのは山中になると思いますが、対応に苦労しそうです。というか、家長選手が活躍すればするほど、山中がプレーする位置が低くなってしまいます。そういう展開になると、山中の特徴が消されてしまい、レッズから見た左サイドを制圧されかねません。

 フロンターレから見て右サイドで優位に立つと、中盤の脇坂選手やSBの山根選手が活きてきます。基本的に、家長選手はサイドに張った位置でボールを受けてました。当然SBが対応に行くんですが、そうすると、CBとSBの間が空いてしまうんですよね。
 いわゆる「ハーフスペース」というヤツですが、そのスペースに脇坂選手が飛び出してきたり、山根選手がインナーラップを仕掛けてきたり。記憶が曖昧なんですが、前回の対戦で脇坂選手にやられたような…
 逆に家長選手がカットインすると、大外のレーンを山根選手がオーバーラップ。山根選手のやっかいなところは、内外どちらでもプレーできる点だと思います。
 脇坂、山根両選手は能力の高い選手だと思いますが、その能力を引き出してるのは家長選手。という印象を、私は持ってます。そういう意味で家長選手を警戒さたいですね。

 もう1人挙げたい選手がいます。アンカーの橘田選手です。ポジション柄、地味な存在ですが効いてたと思います。ボール奪取能力もさることながら、CBがボールを持った時のポジションも良く、気が効くタイプの選手なのかな?という印象。
 フロンターレみたいなチームには良いアンカーは絶対に必要だし、コアなフロンターレサポーターからは人気ありそうな気がします。


【どう闘えばいいのか?】

 三苫、田中碧の両選手が抜けたとはいえ、力で関係ではフロンターレには敵わない。そこは素直に認めます。認めますが、だからと言って10回やって10回負けるとも思ってません。
 各ポジション、役回りを比較して、個の力で大きく劣ってるとは思いません。差があるとすれば、チームの完成度。積み重ねた年月が違うので、そこは仕方ないです
そして完成度に差を埋めるには、ポイントを絞って優位なところを作るしかない。ポイントを2つ挙げたいと思います。

 まずはフロンターレのプレスをいかに回避するか?フロンターレのプレスが強烈なのは、さんざん語りました。そのプレスを回避するためには、GKの西川を積極的に使うことだと思います。苦しまぎれに西川に戻すのではなくて、積極的に使う。GKを使えば、数的優位を作りやすくなります。
 当然リスクはありますが、フロンターレ相手にノーリスクで闘って勝てるほど、甘くはないでしょう。ノーリスクで闘えば、チームとしての完成度が結果に表れるだけだと思います。

 2つ目はアンカー脇のスペースですね。フロンターレが前から来るのはわかりきってます。逆に、アンカー周辺にはスペースがあります。西川を使って数的優位を作り、ビルドアップしたボールをアンカー脇のスペースで江坂が受けるような展開になれば…

 守備に関しては触れません。前から行くのかブロックを作るのか、はっきりさせるしかないでしょう。そして当たりに行く時は強く!
 ファールになってもいいから強くいってフレーを切り、フロンターレのリズムを乱す。清水戦を見た限りでは、旗手選手は熱くなるタイプなのかな?という印象を持ちました。彼がカッカして冷静さを失うことで、フロンターレのリズムが狂ってくれれば、チャンスが生まれるかもしれません。
 汚い考え方かもしれませんが、チームとしての完成度が高すぎるのでね。ブラジルと対戦する前日の日本代表選手の気持ちが、少しだけわかる気がします(笑)


最後に明日の試合情報です♪

●J1リーグ第34節
川崎フロンターレvs 浦和レッズ
日時:11/3(水) 13:05
会場:等々力陸上競技場


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