サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

浦和レッズvs川崎フロンターレ〜勝利は嬉しいが、ベストな川崎とやりたかった〜

Jリーグ・第23節
浦和レッズ-川崎フロンターレ
    2 前半 0
    1 後半 1
--------------
    3 合計 1


【DAZNダイジェスト映像】
※7月31日11時30分現在、はてなブログに
 アップされていないため。割愛します。
 アップされ次第、追加します。


【スタメン】

 スタメンはこんな感じでした。

FW     松尾
MF  関根 江坂 モーヘルグ
MF   岩尾   伊藤
DF 明本 知念 岩波 酒井
GK      西川


【川崎フロンターレの苦しい事情】

 川崎フロンターレのチーム事情は、ベンチメンバーを見れば一目瞭然。試合に影響を与えたのは明らかでしょう。特に前線の選手は、ベンチに下がることが許されない「フル出場前提」でペース配分をしなくてはいけなかったと思われます。具体的に言うと、プレスとフリーランニングへの影響が、特に強かったのかな?と想像しています。

 まずプレスについてですが、ダミアン選手は、もっと前から追う選手という認識を、私は持ってます。立ち上がりこそ、前から追うシーンも見せてましたが、やはり「90分」ということを考えると、早々にペースを落とさざるを得ない。
 川崎フロンターレというと、攻撃力や得点力に目が行きがちですが、プレス強度も高いんですよね。基本システムが4−3−3なので、前からプレスをかけないとアンカー脇を狙われてしまいます。4−3−3を駆使して相手を圧倒し続ける影には、前線からのプレス強度があるということなんですね〜と、私は理解してます。
 この試合で言うと、立ち上がりに不安定だった知念に的を絞り、強度の高いプレスをかけられていたら…ミスから失点していてもおかしくなかったかと。

 フリーランニングについては、中盤の選手の飛び出しや、SBのインナーラップが少なかったように思います。時間は失念しましたが、脇坂選手がハーフスペースに侵入してクロスを入れ、ダミアン選手がシュート。というシーンがありました。西川のファインセーブで、片手でボールをたぐり寄せたんですが、あのエリアに侵入するシーンが少なかったのも、運動量を抑えて足元でのプレーを増やすという意識が強かったからかもしれません。
 ダミアン選手のバックヘッドやオーバーヘッドなど、危ないシーンはありましたが、これらは個の力によるもので、チームの連携で崩す攻撃が少なかったのは、浦和にとっては幸いだったと言えるでしょう。
 もちろん、西川のプレーは素晴らしかったし、チームを救ってくれたのは、紛れもない事実だと思います。というか、西川は更に上手くなってますね。セービングやキックもさることながら、ハイボールの処理が抜群に上手くなった気がします。


【3得点は、どれも素晴らしいゴールだった】

 得点はどれも素晴らしく、全てを語ったらとんでもない長文になりそう(笑)ということで、簡単に触れようかと思います。

 まず先制点ですが、モーベルグの右足クロスに伊藤が頭で合わせて先制!ポイントは、モーベルグの右足でのクロスが、この試合2本目ということです。2本目ということは、あの位置で左を切られたら右足でクロス。ということを、モーベルグは狙ってるんでしょう。そういう意味では、再現性のある攻撃だったと、私は思ってます。
 伊藤の飛び出しも良かったですね。川崎の谷口選手の背中を取ったという意味で、走り込むコース取りもよかったのかな?と思います。

 2点目は松尾のポストプレーから。川崎のシミッチ選手の横。いわゆるアンカー脇で受けたことがポイントかと。松尾を見てると、ポジションのとり方が上手いというか、スペースを見つけるのが上手いというか。
 もちろん、アンカー脇は4−3−3の急所なので、チームとしても狙いを持ってたと思います。いずれにせよ、あのポストプレーは良いとプレーだったなと♪
 その後、川崎にボールを奪われるんですが、伊藤の見事な出足からボールを取り返し、そこから松尾にボールが渡ってシュート!ナイスゴールでした。

 3点目は岩尾。関根が粘って、ゴールラインギリギリからマイナスのクロス。そこへ走り込んでいたのは、なんとボランチの岩尾。終始、下がり目の位置でパスを散らしたりDFラインをサポートしたり、大人のプレーをしてた岩尾でしたが、最後にアグレッシブなプレーを見せてくれました。
 あのシーンですが、ゴール前にいた川崎のDFは足が止まってたような印象。「ゴールラインを割るかな?」と思ってしまったのかもしれません。
 ですが、関根と岩尾は諦めてなかったんですね。比較すると、2点目に比べるとエレガントではないかもしれませんが、気持ちが伝わってくる、魂のこもったゴールだったと思います。展開的にも、1点を返された直後だったので、大きなゴールだったと思います。


【ベストな川崎とやりたかった】

 6月の中断明け以降、結果が出始めた浦和レッズ。「この勢いは本物なのか?」この疑問を解決するためにも、ベストな川崎とやりたかったですね。
 もちらん川崎フロンターレには罪はないし、選手は今の環境の中で、ベストを尽くして試合をしてくれたと思います。練習にしても、紅白戦も満足にできなかったでしょう。
 様々なエクスキューズがあった試合ですが、改めてベストな川崎フロンターレに挑戦させてもらいたいと思います。


●今後の試合情報♪

JリーグYBCルヴァンカップ
プライムステージ 準々決勝 第1戦
名古屋グランパスvs 浦和レッズ
日時:8/3(水) 19:30
会場:豊田スタジアム

【J1リーグ・第24節】
名古屋グランパスvs 浦和レッズ
日時:8/6(土) 19:00
会場:豊田スタジアム


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