サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

鹿島アントラーズvs浦和レッズ〜勝ちたかった試合?負けなくてよかった試合?〜

Jリーグ・第28節
鹿島アントラーズ-浦和レッズ
    1 前半 0
    0 後半 1
--------------
    2 合計 2


【スタメン】

 スタメンはこんな感じでした。

FW     ユンカー
MF  松尾 小泉 関根
MF   岩尾  伊藤
DF 大畑 ショルツ 岩波 宮本
GK      彩艶

 GKは西川に代わって彩艶、右SBは酒井に代わって宮本でした。サイドは右がモーベルグに代わって関根が入り、左に松尾。最前線はユンカー。
 酒井は肉離れとのことで、今月の復帰は難しいですかね?その他の選手は公式発表がないので、何とも言えません。コロナウィルスに感染という可能性もあり、この辺りはクラブの公式発表を待つしかなさそうです。
 スタメン以外でも、江坂、馬渡、大久保がメンバー外ということで、苦しいメンバー編成でした。


【システムのかみ合わせ】

 浦和のシステムは4−2−3−1。ただし攻撃時は、小泉が下がって伊藤が前目になり、岩尾がアンカーのような並びになることが多いですね。並びを表記すると下記のような感じになります。

FW     ユンカー
MF 松尾 小泉 伊藤 関根
MF     岩尾
DF  大畑 ショルツ 岩波 宮本
GK      彩艶

 対して鹿島は、中盤がダイヤモンド型の4−4−2。4−4−2の特徴は、中央が厚い分、サイドに配置されるのはSBのみ。もちろん可変することで配置は変わることはありますが、基本的に浦和は、サイドで数的優位を作りやすいと言えます。
 特にビルドアップの際には、SBがフリーになりやすく、SBがポイントになるかな?と思って見始めたんですが…結論から言うと、システムのミスマッチを活かしきれなかったですね。特に右サイドは「詰まってる」ように見えました。


【3トップでプレスをかけてきた鹿島】

 浦和のビルドアップに対して鹿島は、2トップ+トップ下の3枚でプレスをかけてきました。特に前半は、この傾向が強かったですね。
 これに対して浦和は、岩尾が最終ラインに降りず、なるべく中盤に残るような形を取ってたと思います。時には最終ラインに降りる場面もありましたが、基本的には鹿島の3トップに対して、最終ラインの4枚で数的優位を作ろうとしてたのかな?と感じます。
 ここで宮本が、もう少し高い位置をとっても良かったのかな?隣の岩波と横並びに近いようなポジションだったので、マッチアップしてたカイオ選手に対応されてしまってたというか…もう少し高い位置をとることで、岩波との距離が広がり、カイオ選手1人では追いきれない。という状況を作れればよかったかもしれません。
 もちろん距離が離れすぎてもいけないし、宮本としては自分の背後が気になってしまうのかもしれません。この辺りは、リカルド監督がどのように見てるのか、気になるところです。
 宮本について、ネカをティブなことばかり言ってしまいましたが、守備に関してはよかったと思ってますし、よかったと思うからこそ、ビルドアップについて注文を出したいな。というところですね〜


【右サイドと左サイドの違い】

 この試合、伊藤の存在感が薄かったかな?特に6月の代表ウィーク明けからの急成長は、まさに「覚醒」と言っても過言ではなかったと思います。
 原因としては、「酒井とモーベルグ」から「宮本と関根」という具合に、コンビがそっくり入れ替わってしまいましたからね。伊藤の存在感が薄かったのも、この辺りが影響してたと思います。
 もちろん、選手が入れ替わっても同じパフォーマンスを発揮してこそ一流!と言われればそれまでですが、サッカーがチームスポーツである以上、ある程度は仕方ないと、個人的には思ってます。

 特に浦和の場合、右サイドと左サイドではやり方が違いますからね。右サイドはモーベルグがサイドに張って、伊藤が内側を追い越す。というパターンが多く、その際は後ろでリスク管理をするのは酒井。
 逆にモーベルグがカットインする際は、酒井が大外を追い越す。という具合に、SH、SB、ボランチの3人の関係性で崩しにいってるイメージですね。
 ただ基本的には、SHのモーベルグはサイドに張ってることが多いかな?と思います。

 対して左サイドは、例えば関根がSHをやる場合、関根がインサイドに入って、大畑が大外を追い越すパターンが多いかな?逆に関根がサイドに張った場合、大畑が内側を追い越す。そして、そこに小泉が絡んでいく。
 つまり左サイドは、SH、SB、トップ下の3人の関係性で崩しにいくパターンが多いように感じてます。
 右側サイド同様、良い攻撃ができてる時は、3人の関係性で崩してるケースが多いと思いますが、右に比べてSHはインサイドでプレーすることが多い傾向があるかなと。

 この試合、関根にぎこちなさみたいなものを感じることがありましたがが、左右の役割の違いに戸惑うことがあったのでは?そして、その影響を伊藤は受けてしまったと。
 あくまでも私の個人的な見解ですし、所詮、素人のたわごとではありますが、浦和レッズを応援するあまり、色々なことを考えてしまうわけです(笑)


【勝ちたかった?負けなくてよかった?】

 苦しいメンバー構成と、2点先制されながら追いついた。という要素を考えると、負けなくてよかったと言えると思います。これが3月とか4月なら、私も「負けなくてよかった」と言い切ってると思います。
 ですが、シーズンも終盤に入り佳境を迎えようとしてます。この時期は結果に比重を置かなくてはいけない時期。まして優勝争いをしていたら…間違いなく「勝ちたかった」と言い切ってると思います。そして終了間際の明本。優勝争いをしていたら、あれは批判の的になってるでしょう。
 逆に言えば、こういう試合の後で「勝ちたかった」と言えるシーズンを送りたいですね。何より…

「鹿島には勝ちたかったーーーーーー!!」

これが私の本音です!


●今後の試合情報♪

【J1リーグ・第28節】
浦和レッズ vs 柏レイソル
日時:9/10(土) 19:00
会場:埼玉スタジアム2○○2

【J1リーグ・第28節】
浦和レッズ vs セレッソ大阪
日時:9/14(水) 19:30
会場:埼玉スタジアム2○○2


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