サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

清水エスパルスvs浦和レッズ〜枠内シュートが増えた要因〜

Jリーグ・第22節
清水エスパルス-浦和レッズ
    0 前半 1
    1 後半 1
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    1 合計 2


【DAZNダイジェスト映像】


【スタメン】

 スタメンはこんな感じでした。

FW     松尾
MF  関根 小泉 モーヘルグ
MF   岩尾  伊藤
DF 明本 岩波 ショルツ 酒井
GK      西川


【試合の流れ】

 立ち上がりはお互いにチャンスがありましたね。浦和は松尾のシュート。清水は7分の決定機。西川のファインセーブで難を逃れましたが、あれが決まってたら試合の行方は…そういう意味では、西川が試合の流れを作ったと思うし、大きなプレーでした。
 その後は、何となく清水に手を焼いていたというか、攻めあぐねていたというか、清水としては「想定内」という流れだったような印象を持ちました。
 個人的には嫌な感じがしてましたが、その嫌な感じを払拭してくれたのが松尾のゴール!今シーズン、リーグ戦では初得点。時間帯も良かったですね♪

 後半には浦和が追加点!結果的にはオウンゴールとなりましたが、見事な崩しでした。2点をリードした浦和は落ち着いてゲームをコントロール。ポゼッションする所では、決して攻め急がずに落ち着いてボールを回してました。
 終盤は、清水が高さのある選手を投入してきたということもあり、跳ね返すことに比重を置いた交代で対応し、1点を返されたものの逃げ切りに成功。今シーズン、2度目の2連勝となりました。清水のゴールですが、あのシュートは凄まじかったですね!あれは打った相手を褒めるしかないです。

 トータルでは、前節の完勝に比べると…という部分もありますが、この試合はある意味では大人びた試合をしてくれたと思ってます。強いて言うなら、終盤ですかね〜5バック気味にしたこともあり、クリアした後のボールをマイボールにする回数が減り、守備の時間が長くなってしまったかなと。
 大久保と大畑が。ベンチも含めてベストな布陣だったら、終盤にカウンターをチラつかせることもできたでしょうか?


【松尾のリーグ戦初ゴール!】

 結果的には、右サイドからのクロスが得点に繋がったわけですが、起点は左サイドでした。
 左サイドで幅をとった関根にボールが渡り、明本がインナーラップ。関根の内側を追い越してハーフスペースへボールを受けると、ハーフスペースからグラウンダーのクロス。このクロスがGKとDFの間へ。絶妙なコースでしたね。
 これには中とは合わなかったものの、逆サイドのモーベルグにボールが渡り、マイナスのクロス。関根が素晴らしいシュートを放ちますが、清水のGK・権田選手がファインセーブ。権田選手が弾いたボールに反応した松尾が押し込んで先制!

 このゴールで良かったのは明本ですね。ハーフスペースで関根からボールを受けたことと、その後のクロス。あの時、左サイドは2対2だったのですが、関根と明本の2人の関係性でハーフスペースへ侵入しました。数的同数を打ち破った、素晴らしいプレーだったと思います。
 もう1つは関根。左サイドで明本にパスを出した後、あの位置まで動いていたのは素晴らしかったかなと。パスを出した後、足を止めずに次のスペースへ…と動いたことで、あのシュートがあったわけですし、最終的には松尾のゴールに繋がりました。
 前節の江坂に続いて、ボールのないところでの、素晴らしい動きだったと思います。


【枠内シュートが増えた】

 DAZNのスタッツですが、シュート11本に対して枠内シュートが10本だった浦和。この試合は、極端に出たと思いますが、6月の中断明け以降、枠内シュートが増えてます。いくつか要因があると思いますが、大きな要因の1つは「クロスを蹴る位置と高さ」だと思います。
 中断前は、コーナー付近から高いクロスを入れることが多かったですね。結果として、ゴール前ではヘディングで合わせる必要がありました。浦和のアタッカーには高さがないため、これでは苦しい。
 対して中断明け以降は、ハーフスペースからグラウンダーのクロスが増えました。ゴール前が空中戦から地上戦に変わったことにより、アタッカーが得意な形でシュートを打てるようになった。これが、いちばん大きな要因かなと思います。


【今後の課題】

 点を取れるようになった浦和。その大きな要因は、枠内シュートが増えたことと、クロスを入れる位置という話をしました。もう1つ挙げるなら、伊藤敦樹の存在が大きいかなと。この試合でも、後半に惜しいシーンがありましたが、伊藤がゴール前に入っていくことで、ゴール前の厚みが増してます。
 逆に言えば後ろは薄くなっているわけで、攻撃をやりきれれば良いのですが、中途半端に終わったときにカウンターを食らうリスクがあるわけです。
 この辺りがどう作用するか?特に、フロンターレやマリノスが相手になった時、今の闘い方が通用するのか?この答えは、今月末に出ますね!


●今後の試合情報♪

浦和レッズvs パリ・サンジェルマン
日時:7/23(日) 19:00
会場:埼玉スタジアム2○○2

【J1リーグ・第22節】
浦和レッズ vs 川崎フロンターレ
日時:7/30(土) 19:00
会場:埼玉スタジアム2○○2


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