サガン鳥栖vs浦和レッズの試合で、VARが適用されました。VARについては勘違いしてると、余計なストレスやイライラが溜まるかもしれません。そこで、私の勉強も兼ねて、VARについて書いていきたいと思います。
※JFAの公式HPを参考にまとめてみました
~目次~
1.VARの目的と役割
2.VARが介入するケース
3.審判が映像を確認しないの?
1.VARの目的と役割
サッカーを観戦をしていると「その判定間違ってるだろ?」とか「今の見えてたのかよ?」というシーンに遭遇したことありますよね?特定のチームを応援してるサポーターなら、悔しい思いをした経験もあると思います。
そこでVARの登場です。私たちが悔しい思いをしないよう「明らかな誤審をなくしましょう♪」というのがVARの目的であり役割です。
具体的に言えば「今の判定間違ってるよ~」とピッチ上の審判に指摘するのが、VARの役割です。誤審があったりピッチ上の審判の見落としがあった時に、登場するのがVARってわけですね。
2.VARが介入するケース
次にVARが介入するケースについてです。全てのプレーにおいて、審判が誤審をする可能性があると言えますが、全ての場面に介入するわけではありません。
試合の中で、重大と思われる判定についてのみ介入します。じゃあ重大と思われる判定ってどんな場面なの?って話になります。重大な…というのは、次の4つの場面とJFAのHPに記載されています。
・得点かどうか
・PKかどうか
・退場かどうか
・警告退場の人間違い
つまり「どっちポールのスローインか?」なんて場面には、適用されないということですね。
複雑なのはオフサイドの判定ですかね。オフサイドの判定って微妙なことが多いですが、オフサイドの見間違いがあっても、ゴールネットが揺れなければVARは介入しません。
「オフサイドっぽいけど、ゴールにならなかったからVARで確認する必要ないよね~」
ってことです。上で挙げた「得点かどうか」に該当しないからです。
逆にゴールになった場合、VARの確認が入ります。もちろん、上で挙げた「得点かどうか」に該当するという理由です。
「今のオフサイド?」
「オフサイドだったらゴールは認められないよね?」
「じゃあ映像で確認しようか?」
という話ですね。
3.審判が映像を確認しないの?
VARが介入しても、全ての事象において審判が映像を確認するわけではありません。
「ボールが手に当たってるからハンドだよ。だからPKね~」
「今のオフサイドだから得点は認められないよ~」
など映像でわかる事象に関しては、ピッチ上の審判は映像を確認することはありません。このことを「VARオンリーレビュー」と言うそうです。逆に、審判が映像を確認することを「オンフィールドレビュー」と言うそうです。
ここで、先日の 鳥栖vs 浦和戦の実際の映像で見てみましょう。「VARオンリーレビュー」が行われたケースです♪
2021年・J1リーグ第2節
DAZNダイジェスト映像
サガン鳥栖vs浦和レッズ
※映像の1分18秒辺りがファールのあったシーンです。
この時の流れを会話形式にするとこんな感じでしょうか?
審判…審 伊藤…伊藤 VAR担当審判…V
審:おっ!手に当たった。ファール!PKね♪
伊:えぇ?外っすよ!外!
ペナルティエリアの外にいましたよ~
手に当たったのは認めるけど…ゴニョゴニョ
V:あれっ?今の判定おかしくないか?
ハンドだけどPKじゃないよね?映像確認!
---映像確認中---
V:ハンドだけど、PKではないよね。
ペナルティエリアの外だ!
主審!PKじゃないよ。映像で確認したよ♪
審:マジっすか?すいません。
浦和のみなさ~ん!すみません。
今の判定、間違えました。
PKじゃないです。フリーキックです。
と、ここで疑問に思うのは、主審は映像を確認してません。確認してませんが、この場合は映像を見れば明らかなので、確認しなくてオッケーです。
主審が映像を確認するのは…
「このファール、故意かな?不可抗力かな?」
という類いのファールが発生した時です。
私は、DAZNでプレミアリーグをよく見るので、VARにはだいぶ慣れてきました。Jリーグしか見ない方にとっては、慣れるまで違和感を感じたり、疑問が浮かぶこともあるかと思います。なのでVARについては、今後も機会があれば取り上げていきたいと思います。
できれば次は、オンフィールドレビューが発生したケースを取り上げたいですね~
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