Jリーグが開幕しました。我らが浦和レッズは2007年以来、久しぶりにホームで開幕を迎えました。相手はFC東京。ルヴァン杯の覇者です。
リカルド・ロドリゲスを新監督に迎え、新しい戦力も加わり、期待と不安が入り乱れる開幕戦でした。良い意味で言いたいことがたくさんありますが、このエントリーでは新戦力を中心に話していきたいと思います。
~目次~
1.DAZNダイジェスト映像とスコア
2.躍動した新戦力
3.今後の課題
●DAZNダイジェスト映像とスコア
2021年・J1リーグ第1節
DAZNダイジェスト映像
浦和レッズvsFC東京
浦和レッズ-FC東京
0 前半 0
1 後半 1
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1 合計 1
●躍動した新戦力
この試合のスタメンですが、下記の通りでした。
FW 杉本
MF 汰木 小泉 明本
MF 阿部 伊藤(敦)
DF 山中 槙野 岩波 宇賀神
GK 西川
新加入の選手が3人、スタメンに名を連ねました。注目の3選手ですが、彼らのパフォーマンスはどうだったのでしょうか?
1.小泉佳穂(24歳)
主な略歴
前橋育英高校ー青山学院大学ーFC琉球ー浦和レッズ
トップ下で出場した小泉。金髪でわかりやすいですね♪サポーター的にはありがたいです(笑)その金髪が神出鬼没の動きでパスを引き出してました。
いきなりの見せ場は前半の5分。杉本に見事なスルーパスを通し、そのパスを受けた杉本がゴールネットを揺らしました。惜しくもオフサイドになってしまいましたが、ボールを受けてからのターン、そしてスルーパスを出した一連の流れは素晴らしかったと思います。
全体的な印象としては「間でパスを受けるのが上手い」と感じました。良い意味で中途半端なポジションをとっていたので、FC東京のDFからすると、誰がマークにつくのか迷うことが多かったのではないでしょうか?
2.明本考浩(23歳)
主な略歴
栃木SCユースー国士舘大学ー栃木SCー浦和レッズ
国士舘大学を卒業後、昨シーズンは栃木SCでプレー。この試合は右SHで出場。試合を通しての印象は「ミスター・ハードワーカー」攻撃時は小泉とのポジション・チェンジから中央へ進出し、守備時は右サイドの深い位置まで戻って守備をしたりと、かなり走ってた印象です。
スタッツを確認したら、走行距離はチーム2番目の11.438km。スプリント回数はチーム3番目の25回でした。
右SHでは武田のスタメンを期待した方もいらしたかと思いますが、浦和の右サイドはレアンドロとマッチアップする形だったので、守備面も考慮して明本のスタメンになったのかな?と思います。
3.伊藤敦樹
主な略歴
浦和レッズユースー流通経済大学ー浦和レッズ
※2020年は浦和レッズの特別指定選手
浦和サポ期待の浦和っ子ですね。ユースから流通経済大学経由で浦和に帰還というのは、宇賀神と同じルートです。
この試合では、阿部ちゃんとボランチを組んでました。良い意味で地味な印象を受けました。ボランチなので派手なプレーより、地味なプレーを確実にこなして欲しいと思ってます。プレスの際には、他の選手とも上手く連動できてたと思うし、ボール奪取能力も高そうに感じました。
流通経済大学でポジショナルプレーを学んでいたようで、戦術理解度も高いのではないでしょうか?
CBでもプレー可能とのことで、身長も182cm。最終ラインの前で跳ね返す力だったり、セットプレー時のターゲットマンとしても期待してます。個人的には、非常に好みの選手です♪
●今後の課題
昨年に比べれば、良いパフォーマンスだったと思います。昨年はギクシャクしてるように見えたポジショナルプレーも、開幕戦でこんなに出来るようになってるとは、想像できませんでした。
この試合では、ボールを失った瞬間から守備への切り替えが速く、良い形でボールを奪えていたと思います。
1.ボールを奪った後のパス
「良い守備から良い攻撃へ」このことを実践するに当たり、気になったのたのはパススピードです。パスのテンポは格段に良くなったと思います。昨年に比べ、少ないタッチ数でパスが繋がってました。
ただ、パスのスピードについては物足りなさが残りました。特に小泉や明本は、昨年はJ2でプレーしてたので、この辺りのアジャストは今後、必須になってくると思います。
まあ慣れの問題という言い方もできると思うし、監督もその辺りは修正してくるでしょう♪
2.決定機の数
90分を通して良いパフォーマンスだったし、監督が求めてることも、表現できていたように思います。ただ、内容の割には決定機が少なかったかなと思います。
前半のオフサイドになった杉本のシュートシーンと、後半、左サイドからのクロスに杉本がニアで合わせたシーン。決定機はこの位だったかな?
ペナルティエリア近辺では、もっとドリブルで仕掛けるシーンが増えると良いと思うし、アイデアとか強引さみたいなのもが必要かも知れません。今は監督の求めてることをこなすだけで精一杯。ということもあるだろうし、この辺は時間が解決してくれる可能性もあります。
あとは興梠が待たれるってところでしょうか?杉本もそこそこ収まるんですが、収めて捌いた後の動き直しの質が、興梠に比べると数段落ちるんですよね。下手したら動き直してない時もあるし…
3.プレスをかわされた時の対応
この試合は前からの守備が上手くいってました。なので、撤退してブロックを作って守るシーンが少なかったのですが、毎試合、こんな風に守れるとは限りません。
例えば、川崎相手にプレスがはまるかと言えば、プレスを外されるシーンも多くなると思います。その時、撤退する判断が必要になりますし、前と後ろで意思統一としなければなりません。
3月には、横浜F・マリノス、札幌、川崎とのし合いが組まれています。良い意味で課題が出て、克服して欲しいと思います。もちろん、克服してくれると思ってますし、チームが進化することを期待してます!
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