開幕戦でFC東京と引き分け。ルヴァン杯を挟んで迎えたアウェーの鳥栖戦でした。
アウェーの鳥栖戦といえば、2014年に鳥栖まで行きました。あの時は、阿部ちゃんのPKで先制したものの、アディショナルタイムに失点して引き分けに終わりました。で、ガンバに逆転優勝されたんですよね…
嫌な思い出話はこの位にして、試合を振り返ってみましょう。
~目次~
1.DAZNダイジェスト映像とスコア
2.失点シーン
3.浦和より鳥栖が上回っていた
4.今後の課題
●DAZNダイジェスト映像とスコア
2021年・J1リーグ第2節
DAZNダイジェスト映像
サガン鳥栖vs浦和レッズ
サガン鳥栖-浦和レッズ
0 前半 0
2 後半 0
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2 合計 0
~浦和のスタメン~
FW 杉本
MF 汰木 小泉 田中
MF 阿部 伊藤(敦)
DF 山中 槙野 岩波 宇賀神
GK 西川
●失点シーン
負け試合だったので、どうしても失点シーンに目が行ってしまいますね。
1失点目は宇賀神が中に絞ったことにより、空いた右サイドのスペースに侵入され、ドリブルで突破されて…という流れでした。宇賀神は責められないと思います。中に絞らざるを得ない状況だったと思うし、最後はシュートブロックにも行ってます。
むしろドリブルで突破されたシーン。明本が右サイドの守備に戻り、小泉もフォローに来ました。ドリブルで仕掛けてきた鳥栖の本田選手に対して、二人で対応したのですが、どちらがボールにチャレンジするでもなく、二人で並走するような感じで…むしろ二人でドリブルのコースを作ってあげたかのように、本田選手は二人の間をドリブルで抜いて行きました。
2失点目は浦和の左サイドから。鳥栖の飯野選手と山中が競り、結果的に山中が競り負けたような感じになりましたが、ボールはこぼれて…「槙野が対応するのかな?」と思ったら、見事なまでのステイ。こぼれに素早く反応した飯野選手がフリーでクロスを入れ、ヘッドでズドン!
山中に競り勝って欲しかったですが、まあ競り負けることもあります。むしろ、あの場面で槙野が棒立ち同然だったのが…普段の槙野のパフォーマンスからしたら、絶対にボールに反応するでしょ?
失点後、浦和の選手は山中に対するファールをアピールしてたので、ファールと思ってプレーをやめてしまったんでしょうか?だとすると、槙野の棒立ちは納得できます。セルフジャッジでプレーをやめたとしたら、それは納得できませんけどね~
●浦和より鳥栖が上回っていた
この試合に関しては、内容で鳥栖が浦和を上回り、内容どおりのスコアになったと思います。スタッツを見ると、ポゼッション率は50%ですし、パスの成功率にも大きな差はありません。ですが「効果的なパス」は鳥栖の方が多かったのではないでしょうか?
中盤とDFラインの間に通ったパスは、鳥栖の方が多かったように思います。更にパスを受けた後のゴール前への配球やサイドへの展開なども、鳥栖が上回っていたかな?更に言えば、浦和がやりたいことを鳥栖にやられてしまった。という言い方もできると思います。
浦和も小泉が上手くパスを受けていたと思います。良い所にポジションを取って、ターンも巧みだったと思います。ただ、その後の展開が鳥栖との間には差がありました。もちろん、小泉だけが悪いと言ってるわけではありません。
サイドに展開し、汰木がドリブルで仕掛けた際に、ことごとく、鳥栖のエドゥアルド選手に止められてました。あのマッチアップで、もう少し勝ててたら…
●今後の課題
監督がリカルド・ロドリゲスに代わり、チームは良くなってると思います。中盤でワン・タッチのパスが3本、4本とつながりシーンもありました。昨年より良くなってると思います。監督の能力の高さを感じます。
ところが、ゴールに近い所に関しては、監督の能力が及びにくいんですよね。どうしても選手の個の力が大事になってきます。特に、チームの成熟という点では、鳥栖が上回ってるように見えましたし、急に追い付けるわけではありません。そこをひっくり返すのが「個の力」であり、個の力は「質的優位」を生み出す戦術と言えます。
リカルド・ロドリゲス監督によって「位置的優位」や「数的優位」は作れるようになると思いますが、ゴールに近い所で局面を打開する「質的優位」を手に入れることができるか?というのが課題になるかもしれません。
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