サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

セレッソ大阪vs浦和レッズ〜手痛い敗戦と個の力の必要性〜

J1リーグ・第21節
セレッソ大阪-浦和レッズ
   2 前半 0
   0 後半 0
------------
   2 合計 0


【スタメン】

 スタメンはこんな感じでした。

       興梠 
MF 関根  安居  大久保
MF   岩尾  伊藤
DF 荻原 マリウス ショルツ 酒井
GK      西川

 肩を脱臼した酒井が、奇跡の回復でスタメン。とは言え、グルグルに巻かれたテーピングと試合でのパフォーマンスを見れば、強行出場だったのは否めませんでした。
 補強に関しては前線が話題になってますが、右SBも急務ですね。「酒井からポジションを取ってやる!」という若手が来てくれると良いのですが…


【常に後手を踏んでいた浦和レッズ】

 「ポゼッションとロングボールを使い分け、多彩な闘い方ができる」というの評価される浦和レッズ。良く言えば、このような言い方ができますが、逆に言えば中途半端とも言えます。
 切り替えの速いセレッソに対して、試合を通して後手を踏んだ感のあるレッズ。4−4−2でセットし、ミドルゾーンで構えるセレッソに対して、ブロックの外ではボールを持てるものの、ブロックの中へパスを打ち込めない場面が散見されました。
 後方からのロングボールに対しても、セレッソの素早いスライドに苦労して、思うように攻撃を構築できず…
 挙げ句、悪い形でボールを失ってカウンターを浴びて…この試合では攻撃でのスプリントより守備でのスプリントが多かったのではないでしょうか?攻守の切り替えや球際でセレッソに負け、その結果がスコアに表れたというのが、私の印象です。


【立ち帰る場所を作るか?圧倒的な個を集めるか?】

 切り替えが速かったり、強度が高かったり、強烈なストロングポイントのあるチームに、レッズは苦戦する傾向があるかと。
 「個の力が足りない」という側面もあるかと思いますが、もう1つ言えるのは「立ち返る場所」の問題もあるかと思います。リカルド監督のもとでポゼッションに取り組み、ある程度はできるようになったと思いますが、全盛期のフロンターレと比べると…

 その一方で、スコルジャ監督を招聘してハイプレスに取り組んだものの、リーグ随一のハイプレスチームになったか?と言われると自信は持てません。
 もちろん、ボールも持てるしプレスもできる。ブロックを作って耐えることもできるようになりつつあると思います。

 いわゆる、オールマイティのチームになりつつありますが、こういうチームで勝つには、強烈な個の力が必要だと思うんですね。例えるなら、レアル・マドリー。
 マドリーには、バルセロナのポゼッションとか、アトレチコの固い守備のような、特徴と言えるものが見えにくい。敢えて言うなら「強烈な個の集まりで、勝つことに特化したチーム」というのが特徴かもしれません。

 私は「補強!補強!」と叫ぶタイプではないのですが、今のレッズのスタイルでリーグ優勝を目指すなら、強烈な補強は必須だと思います。


【先制されたシーンを見直す】

 失点に関しては、早い時間に先制されたことが痛かったことは言うまでもありません。先制点はスローインからの流れでしたが、クロスを上げられた場面が問題と思います。
 正直言って、あそこまでショルツが引っ張り出されちゃいけない。酒井が戻りきれてなかったのはもちろん、CBとSBの間のスペースはボランチがカバーしていたのですが…
 強行出場の酒井と疲労困憊の伊藤。ある意味、失点に絡むことすらできなかったとも言えると思います。
 いるべきはずの酒井と伊藤がいなかったことでショルツが引っ張り出され、中はマリウス1枚。荻原も中に搾ってましたが、厳しかったですね。

 厳しいことばかり言ってしまいましたが、酒井は怪我の影響が大きかったと思うし、伊藤は代表に招集されて以降、疲労が溜まってる感があります。この辺りはサマーブレイクで解消されると思うし、明本も復帰するでしょう。
 中断明けのマリノス戦に向けて、しっかりと休んでもらいたいし、サポーターもしはしの休息を取りましょう♪
 

●今後の試合情報♪

【天皇杯・4回戦】
名古屋グランパス vs 浦和レッズ
日時:8/2(水) 19:00
会場:CSアセット港サッカー場

【J1リーグ・第22節】
浦和レッズ vs 横浜F・マリノス
日時:8/6(日) 19:00
会場:埼玉スタジアム

【J1リーグ・第23節】
サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ
日時:8/13(日) 18:00
会場:エディオンスタジアム広島

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