サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

浦和レッズ・橋岡大樹選手の移籍 ~CBとSBどちらで勝負?~

●橋岡のポジション経歴

 ユース時代はCB(4バック)をやってましたね。プロデビューはユース時代。2017年のルヴァン杯準々決勝・セレッソ大阪戦。マウリシオの負傷による交代出場でした。学年で言うと高校3年生でした。

 その後右WBでレギュラーをつかみ、昨シーズンは右SBでプレーをしてました。シーズンの最終盤にはCBでも出場し、サポーター的には「いよいよ、本格的にCBか?」と期待もしてました。



●右WBでのプレー

 2018年、橋岡は満を持してトップ昇格を果たしました。開幕当初の監督は堀さん。システムは 4-1-4-1 が採用されていました。その堀さんは開幕早々に解任され、大槻さんが暫定監督に就任。システムは3バックに戻り、橋岡は右WBとして試合に出場するようになりました。
※その後、オリベイラが正式な監督に就任


1.守備と走力

 橋岡のストロング・ポイントは守備と、90分間アップダウンできる走力でした。「足がつっても走れる!」という大槻さんのセリフは衝撃を受けました(笑)
 守備においては、スピードもあり人に強い。スピードのあるサイドアタッカーに対しても、しっかり対応できているシーンが多かったと思います。


2.サイドで高さが活きた

 身長182cmの橋岡がサイドに入るメリットと言えばこれ。マッチアップする相手選手に対して高さで勝てることですね。GKのターゲットとして競り合い、ほぼ無双してました。
 西川のキック精度と橋岡の高さは、チームのゴールキック戦術を支えていました。


3.課題は攻撃面

 橋岡のクロスに天を仰いだ経験、浦和サポなら何度もあったと思います。もちろん、私も天を仰いでました(笑)ユースではCBをやってたわけだから、仕方ないと言えば仕方ない。クロスの精度も成長はしましたが、まだ成長の余地はありそうです。
 ちなみに、最初の頃はスローインもぎこちなく見えました。ユースではCBをやってたんだから、スローインなんか投げたことなかったでしょうね。「そのうちファール・スローしちゃうんじゃ?」とドキドキしながら見てました(笑)



●右SBでのプレー

 昨シーズンはチームが4バックを採用したこともあり、SBでのプレーになりました。


1. 4バックでの守備

 いちばん最初に気づいたのは、サイドでの1対1の対応でした。橋岡らしい、思い切った守備ができていないというか。相手への寄せが、ちょっと甘いというか…もうちょっと寄せられる?というシーンがいくつかありました。
 原因としては、中央が気になってたのかな?3バックの場合、最終ラインのセンターが3枚なので、思い切って間合いをつめられる。対して4バックはセンターが2枚なので、自分(橋岡)とCBの間のスペースが空くのを気にしてたのかなと。
 これに関しては、橋岡だけの問題ではなくて、チームの約束事も絡んで来ますね。例えば、CBとSBの間にスペースができてしまったら、ボランチが下がって埋めるとか。特にシーズン序盤は、その辺りが気になりました。


2.攻撃参加(クロスとアシスト)

 クロスの精度に関しては、まだまだ改善の余地ありでしょうか。2020年のアシスト数は2。チームのトップは山中とマルティノスの5でした。山中とマルティノスはセットプレーのキッカーも務めていたので、直接比較はできませんが、まあ参考までに。
 もちろん、チームの攻撃がどこまで構築できているかとか、中で合わせるFWのタイプにも左右されるとは思います。


3.攻撃参加(オーバーラップとインナーラップ)

 攻撃参加に関しては、アシスト数よりこちらの方が気になりました。手元にデータがないので、私の感覚的なものになりますが、インナーラップに関しては、かなり物足りなさを感じました。

 インナーラップとは、タッチライン際に張ったサイドアタッカー(昨シーズンで言えばマルティノス)の内側を追い越す動きですね。ポジショナル・プレーで言うと「ハーフスペース」を使うプレー。橋岡の走力なら、追い越すことは問題なくできます。が、ボールを持った後の引き出しの少なさというか…やはりユースでCBをやっていたのでね。
 一昔前ならSBの攻撃参加と言えば、外側を追い越すオーバーラップでした。大外はハーフスペースに比べて、相手の守備もそこまでタイトにならないし、プレーするスペースも確保しやすいです。なので細かい技術が苦手でも、スピードとか運動量があれば勝負できました。
 ところがハーフスペースになると、大外より細かい技術が要求されます。ユースでCBをやっていた橋岡には、けっこうなハンデかもしれません。
 個人的には、リヴァプールのロバートソンのインナーラップが好きですね。



●CBで勝負するのか?SBで勝負するのか?


1.SBで勝負する?

 ズラズラと書かせて頂きましたが、結局どちらで勝負するのでしょうか?
 SBに関しては、守備の方が先に適応できるかもしれませんね。高さに関しては、Jリーグでは勝てましたが、世界に出れば180cm級の選手はゴロゴロいるので、そこまで武器にならないかもしれません。
 攻撃面では現段階の話になりますが、インナーラップに関してはキツイかもしれません。方向性としては、守備に特徴のあるSB。例えば、マンチェスターCのウォーカーがモデルになるのかな?
 個人的には、日本代表の酒井宏樹選手が良い目標になると思ってます。


2.CBで勝負する?

「世界」と考えると高さに不安はありますが、空中戦では体の当て方とか、落下点の予測で優位に立つとか、工夫の余地はあると信じたいですね!
 ただCBに関しては経験がモノを言うポジションですからね~プロ入り後、CBでプレーしたのは数えるほど。CBとして経験を積めなかったのは、ちょっと痛いかもしれません。
 
 シント=トロイデンは今のところ、3バック(5バック)を採用してるので、4バックのセンターは経験できません。世界的には4バックを採用しているチームが多いので、その辺りはどうなんでしょうか?
 シント=トロイデンでは、3バックの右ストッパーがいちばん合ってそうな感じです。ただ、次のステップを考えると…


3.結論

 私が勝手にいろいろ並べてみました。いろいろ書いて思ったことは…

【橋岡が後悔しないよう、決めればいい♪】

 ありきたりですが、ここに行き着きました。いろいろ思うことはありましたが、こうして文章にすることで、私的には整理できました。

【【【橋岡大樹!頑張ってこい!!】】】
  


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