サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

【レオナルドの移籍】~浦和レッズのストライカー問題~

 2/16(火)に浦和レッズの戸苅フットボール本部長のオンライン会見が開かれ、浦和レッズのHPにもアップされました。その中で、レオナルドの移籍について触れられていました。
 「浦和に痛手」という報道が流れていますが、私なりの見解を綴ってみたいと思います。


【現在わかってること】

戸苅本部長のコメントによると

1.移籍に関しては合意している
2.これからメディカルチェックを行う
3.沖縄キャンプから外れて以降、チームからは離れている

 細かなことは他にもありますが、大筋ではこの3点がわかってることですね。移籍先については、まだ言えないとのことですが、メディカルチェックをパスしたら発表という流れなのでしょう。


【レオナルドの得点力】

 レオナルドと言えば得点力。ボックス内では本当に脅威ですね。昨シーズンの後半、スタメンから外れることが増えたにも関わらず、11得点というのは立派な数字だと思います。
 実際に、シーズンを通してスタメンで使い続けたら、何点取ったでしょうか?途中からペースが落ちてたので、20点は難しかったかな?15~16点かな?


【レオナルドの守備】

 逆にレオナルドのプレーで気になったのは守備面です。「FWのいちばん大事な役目は得点だろ?」そんな声が聞こえます。おっしゃる通りです(笑)
 もちろん、バリバリボールを刈り取れ!という話ではなくて、ファーストディフェンダーとしてのプレスですね。レオナルドが猛然と相手に寄せていく光景は、よく見ました。DAZNの中継でも「レオナルドは守備も献身的ですね」と実況されてました。
 でも、コース取りについてはどうでしょうか?パスコースを切りながら間合いを詰めていたかと言うと…自分の背後にいる相手のポジションを意識できていないのか?後ろの選手のコーチングはどうなっているのか?原因はわかりませんが、パスコースを切れていないケースが見受けられました。
 あのようなプレスだと、中盤の選手は連動しにくいと思います。前線がパスコースを限定することで、後ろは次のパスを予測して相手に寄せていく寄せていくのですから。更に、連動しない美方に対して、レオナルドは怒ってましたが「あのプレスじゃ、後ろは連動できないかな?」というのが、私の見解です。
 全てのプレスがダメという話ではありませんが、レオナルドを使うならプレスの機能性が下がる分、もっと能力の高いボランチが必要だったと思います。


【レオナルドの動きの幅】

 次に攻撃時の動きの幅について。基本的にはペナルティエリアの幅で動きます。これはレオナルドの特徴だし、あの得点力を考えれば、ゴール前に専念してもらったら方が良いかもしれません。
 その代わり、他のFWがサイドに流れたり中盤に降りたり…という役回りを背負う必要があります。
 昨シーズンの序盤は、その役目を興梠が担ってました。興梠は万能なFWなので、サイドに流れても中盤に降りても、良いプレーをしてくれます。その分、ゴール前でのプレーが減ります。シーズン前半、興梠の得点が少なかったのは、その辺りの影響が強かったと思います。もちろん興梠のいちばんの良さはゴール前だし、サイドや中盤にいる興梠より、ゴール前にいる興梠の方が、相手にとっては脅威でしょう。
 レオナルドを活かすために、興梠を、犠牲にせざるを得なかった。とも言えると思います。


【レオナルドを活かすなら】

 レオナルドの特徴を踏まえると、ゴール前に専念させるのがベストでしょう。守備のタスクも限りなくゼロに近づけて、点を取ることに全精力を注ぐ。
 その為には、周りの選手の選び方が大切です。パートナーは武藤かベストかと。サイドに流れたり中盤に降りて、黒子的な役割をこなしつつ、運動量も豊富で守備も献身的です。
 中盤の人選も大切ですね。レオナルドのプレスはお世辞にも上手いとは言えない(意欲は伝わってきます)。武藤が頑張っても、武藤1人でカバーしきれるものではない。前線のフィルターが薄くなる分、能力の高いボランチが必要かと。イメージとしては、全盛期の頃の阿部ちゃんと全盛期の頃の啓太。つまり日本代表クラスのボランチを並べる必要があると思ってます。リーグ優勝を目指すならね!


【レオナルドの代わりは?補強は?】

 いろいろ好き勝手言ってきましたが、レオナルドがいなくなるのは変わらない…レオナルドの穴をどう埋めれば良いのでしょうか?
 補強できればいちばん良いのですが、ヨーロッパのウィンドーは閉まってるし、国内もこれから開幕。時期的に難しいかもしれません。
 浦和も新監督でキャンプが終わったばかり。このタイミングで新しい選手を捕っても、その選手のサポートをする余裕があるかどうか?
 現実的には、いるメンバーで埋めるしかない。というのが現実かもしれません。誰かが確変してくれれば…山中の左足を活かしてセットプレーでの得点が増えれば…なんか妄想の域を脱することができません。
 夏になればヨーロッパのウィンドーが開くので、そこで良い外国人選手を獲得できれば…強化部にはしっかり仕事をしてもらいたい!というのが精一杯と言うのが、私の限界です。



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