サッカー定食の大盛り

浦和レッズの試合を中心にレビューしています。時々、日本代表や海外サッカーにも触れていきます♪

【サポーターのやらかし】~大分トリニータ戦におけるJリーグからの懲罰~

 2/22(月)に浦和レッズのHPに、嫌なアナウンスが流れました。昨シーズンの大分戦でのサポーターのやらかしと、Jリーグからの懲罰についてです。
 まずは、公式HPにアップされた情報を基に、事案を整理してみます。


【問題の起こった試合】

日にち:2020年10月31日(土)
対戦カード:大分トリニータvs浦和レッズ
会場:昭和電工ドーム大分


【対象事案(サポーターの違反行為)】

1.全席指定席だったにも関わらず、14時頃から16時頃まで、40人程度がスタジアム上段席に移動し、立ち見で応援した。

2.試合中(14時頃から16時頃まで)、声を出したり、指笛を鳴らしたりした。

3.サポーターの1人がフェンスに上った。

4.サポーターの1人がスタジアムの中からフェンスの外に向かってペットボトルのようなものを投げた。


【懲罰理由】

 公式HPにはJリーグの規約を含め、かなり長い文章が書かれています。公式HPに書かれていることを要約すると…

 Jリーグが定めたコロナウィルス対策に則って試合に臨まなければならないところを、それを徹底できなかった。規約に沿って試合をできなかった。というのが懲罰の理由になります。
 規約に沿うのは、選手やスタッフだけでなく、サポーターも含む話であり、サポーターの行動についてもクラブが責任を負うということが、規約にはうたわれていました。
 もちろん、主宰クラブである大分トリニータが安全で円滑に試合を運営できるように協力する義務もありますが、果たせていません。
 

【更なる問題】

 浦和サポーターのガイドライン違反は、観客を入れ始めた当初から散見されており、ホームゲームにおいて、対策を講じきれていなかったことも指摘されています。

 また、この大分戦においても、スタジアムの外で太鼓を叩き始めた浦和サポーターに対し、浦和の運営担当者は途中で太鼓をやめるように伝えていたそうです。
 ただ、当初は大分の運営担当者が対応たようで、大分の担当者が対応している最中、浦和のスタッフは積極的にサポーターをなだめるような行為をしていない。という指摘もありました。
 太鼓の使用については、事前に大分に相談すべきところを、この場で相談する始末…

 他にも指摘はありましたが、ブログ内ではこの辺で許して頂けたらと思います。詳細は公式HPをご覧ください。


【今後の対策】

 詳細は公式HPを見て頂くのが、正確で早いと思いますので、ここでは私が気になったことを挙げたいと思います。


1.運営スタッフおよび警備員の増員

スタッフの増員というより「単独で行動しない」ことが大事でしょうね。実際にガイドラインに違反しているサポーターに遭遇した時、1人でどこまで行動できますか?という話です。特に相手が4~5人で、ちょっとヤンチャな雰囲気だったら、1人で声をかけることはできないでしょう。

 警備員に関しては、警備会社にどんな依頼をしてるのか?って話です。一般的には、警備を依頼する目的は「来場者や選手の安全を守る」ことでしょう。
 不審物はないか?避難通路や非常口に物が置かれていないか?体調が悪くなった人がトイレの個室で倒れていないか?これらのことに留意するために警備を依頼してるはずです。
 警備員を増員するなら、警備の依頼内容までしっかりと詰め、警備会社と話をする必要があるでしょう。コロナ対策に沿った試合の運営をするための警備を依頼するとしたら、Jリーグのガイドラインを警備会社に説明し、警備員に落とし込んでもらう必要があります。これは現実的じゃないと思うのは、私だけでしょうか?


2.当該サポーターへの対応

 サポーターの行動に問題があったのは事実ですが、それに対しクラブが適切に対応できなかったことが最大の問題になってるようです。クラブは「今後は違反者に対し、厳しい対応を講じてまいります」と言ってます。
 でも難しいですよね。サポーターがガイドラインに違反したことは事実ですが、法律(刑法)を犯したわけではないですからね。

 今回、クラブには300万円の罰金が課せられました。またニュースになり、浦和レッズのイメージを下げた。ということで、民事裁判を視野に入れながらサポーターと話し合い。っていうのが、現実的で尚且つ、厳しい対応ということになるのかな?
 もちろん、実際に裁判をする可能性は低く、弁護士を交えて示談という流れになるでしょうし、クラブが払った罰金の一部を負担させるというのが、落としどころかと思います。

 ただし今回の事例に関しては、クラブの対応も相当に甘かったようてすし、担当スタッフも「やれることは全力でやりきった」と言えるレベルではありません。
 今後「厳しい対応を講じる」ためには、この辺りの改善が必須と思います。


【まとめ】

 今回の件に関しては、大分トリニータの選手、スタッフ、サポーター、その他の関係者の方にご迷惑をかけ、本当に申し訳ないです。また、Jリーグの他クラブの方々にも、不快な思いをさせてしまいました。
 私はサポーターのはしくれなので、大きなことはできません。今はスタジアムから離れ、DAZN観戦ですが、スタジアムに復帰した際には、こういう問題を目撃した時、少なくとも見て見ぬふりはしないようにします。



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